左官組合の歴史

福岡市左官業組合の設立は、大正11年(1922年)、日本左官業組合連合会(日左連)の創立の15年も前に、市会議員の徳永初代会長のもと業界の発展と会員の融和を目的に産声を上げました。設立当時は福岡の建造物は大きな建物は少なく住宅が主な仕事でした。昭和に入り銀行、保険会社等の大型工事が施工されるようになりました。

昭和40年、当時の諸先輩の組合員、県団連、ゼネコン、メーカーのご寄付とご尽力によって中央区今川に組合会館を確保することができました。
写真の額は会館建設に対して賛助、寄付者ご芳名を記しております。
平成23年左官組合が現在の城南区神松寺に移転した際に、今川の旧組合会館の外壁の一部を移し、この額と並べ左官会館の玄関壁に造り付けております。
創立以来100年の歴史と伝統の中で先代が培い築いた良き伝統と豊かな組合運営基盤の上で、任意組合から社団法人へ、また一般社団法人へと、新たな施策と目標をもって発展してきました。近年、左官業界も高齢化、若年技能工の不足など改善しなければならない問題がたくさんありますが、組合会員の強い結束と団結と親睦を図って、相互扶助の精神を発揮し、組合発展の為、一層の努力、精進していきたいと思います。

組合の歴史